参観と太鼓とリサイクル
6月も中旬になり、日本も梅雨に入り
気温も湿度も上がりジメジメとした
時期になりました。
これから夏にかけて暑くなりはじめるのかと
思っていた矢先、もう既に熱中症警戒アラートも
厳重警戒や危険を示すラインが
表示されております。
毎日しっかりと食事を取り、
少しでも喉が渇いたら適宜水分を取って
皆様も熱中症に十分気を付けて
お過ごしください。
さて、本日の記事は
・モンテ参観
・太鼓練習
・リサイクルセンター見学
の3件について書きたいと思います。
-------------------------------------------------------
5月15日。
この日はむらさきさんのモンテ参観が
行われました。
カメラを準備してモンテ棟へ向かおうとすると、
参観前にむらさきさん達によるお茶会が
行われるとのことで最初はお遊戯室へ。
お遊戯室へ向かうと、既にお茶会が始まって
いたので静かに撮影開始(・ω・)
自分の子どもにお茶を立ててもらうという
貴重な体験に、保護者の皆様の目も
成長を喜ぶと同時に嬉しさがありありと
浮かんだ表情になってましたね(*´艸`*)
お茶会終了後、保護者の方に向けて
むらさきさん達がこれから一年をかけて学ぶ
地球・宇宙についての動画を見ていただき
むらさきさん達がモンテ棟に集まったところで
モンテ実験・参観がスタートしました。
まず始めに宇宙とはどんなものかという
お話からスタート。
宇宙は暗くて冷たい空間であることを
手を使って表現したあと
宇宙に漂うチリが集まって固まり、
小さな塊がまた別の塊と衝突して大きくなり
次第にどんどんと大きくなる様子を
実験を通して学んでいきます(`・ω・´)
地球に見立てた紙粘土模型を持って、惑星の
衝突あり・なしの(重さの)差を体感したり
ロウソクに火をつけて、熱い空気(熱)は
どう動いているかをやけどをしないように
気を付けながら手を近づけて体験したり
軽い・重い物質の沈み方の違い、その違いから
地球の中心には何があるのかを学んだり
熱い空気と冷たい空気がぶつかることで
何が発生するのかを、視覚的にも楽しみながら
実験を進めていきます。
この実験には保護者の方からも「おぉ~」と
声が上がっていましたね(*´∀`*)
続いてロウソクを溶かして水に落とし
オリジナルの大地を作成したり
ビンを使った燃焼実験(酸素)をやってみたり、
子ども達の一つ一つの反応を見ているだけでも
大人も楽しい実験でした(*´艸`*)
最後の実験では、空気の膨張を利用した
卵の浮き沈み。
気を抜くとビーカーの中に落ちてしまうので
急いで温めたり冷やしたりを繰り返して
出たり入ったりを繰り返す卵を見て
子ども達もワーワーキャーキャーと
大盛り上がりの中、2025年度のモンテ実験は
終了となりました。
毎年行われるこの実験では宇宙・地球の
成り立ちから始まり、生きていく上で
欠かすことの出来ない水や空気について
学ぶことが出来る実験を通して、
むらさきさん達の今後の活動において
大切な参観になったと思います。
-------------------------------------------------------
5月20日。
朝登園すると、園舎の中から体中に響くような
ドンドンドンという音。
早速荷物を置いてからカメラを準備して
お遊戯室へ向かってみると
この日からむらさきさんによる太鼓練習が
スタートしていました(/・ω・)/
毎年お世話になっている柴田先生の指導の下
保護者の皆様が見守る中、先生の太鼓の音に
合わせてバチを振るいます。
歴代のむらさきさん達による、力強く
立派な太鼓演奏を見てきた現むらさきさん。
初めて太鼓を叩く立場となった今、
一体どんな心境だったのかな(・ω・)?
子ども達の練習を撮影していると、
普段は見かけない立派なお兄さんを発見。
今年の太鼓練習には、なんと柴田先生の
お孫さんで光の子卒園生のお兄さんが
一緒に指導に来て下さっていました!!
柴田先生、お孫さん、職員と総出で
太鼓練習に集中するむらさきさん。
これだけのフルメンバーでの指導に、
今年の太鼓演奏も素晴らしいものに
なるのではないかと今から期待が
膨らみますね(´∀`*)
-------------------------------------------------------
5月30日。
この日はむらさきさん達と一緒に
酒々井にあるリサイクル文化センターへ
見学にお出かけしてきました(`・ω・´)
当日は残念ながら朝から雨模様。
前日まで良い天気が続いていたので、
きっと筆者が雨男なせいだと思います(遠い目
しかし、そんな雨の中でも
目的地へ向かうバスの中での
むらさきさんは超が付くほどの
ハイテンションな様子(^^;
園を出発して30分弱。
そろそろ目的地が近づいてきたところで
施設に入る前にエチケットのため
子ども達にマスクを配ると
これぞほんとのアイマスク。
ってちが~う Σ⊂(゚Д゚ )
盛り上がる子ども達の声を聞きながら
更に進むこと5分ほどで、バスは無事
酒々井リサイクル文化センターへ到着。
出迎えて下さった職員の方に
みんなでしっかりとご挨拶をして
早速エレベーターで4階へ移動。
一度には乗れないので二組に分けて
乗り込んだ後
降りたフロアで全員合流し、職員さんに
ついていく形で奥へ進んでいくと
広々とした会議室へ到着(/・ω・)/
配られたパンフレットを開くと、
このリサイクルセンターではどんなリサイクルが
行われているか書かれていて、子ども達も
「おー」と声を出しながら読んでいる様子。
全員が揃ったところで、職員さんによる
施設紹介がスタート。
皆が出すゴミを集めて燃やしたり、埋めたり、
施設の名前通りリサイクルしたりと
様々な取り組みを行い
処理したものを思いっきり固めて
まるで石のような軽い石を作り、その素材を
道路のアスファルトに混ぜて強度を出したり、
使い終わった乾電池も一度集めた後に
他の工場で鉄材にリサイクルされたり、
蛍光灯などもわたあめのような繊維状にして
壁の断熱材に利用されたり等々…
資源を無駄にしない取り組みが行われている
というお話を聞かせていただきました。
お話の後、処理施設を紹介する動画を見て
施設の事やごみの事がわかったところで
移動の為会議室を後にします。
会議室を出た後トイレを済ませ、
朝案内された際に見えていた大きな管制室の
ような部屋の前に集合。
こちらはゴミの焼却施設を監視カメラで確認し
操作している中央制御室という場所で、
24時間休まず動作し、B~Dの3棟で焼却を行い
B棟で一日に約60t、CとD棟はそれぞれ
一日に100t(計260t)ほどのゴミを処理できる
ほどの大きさだそうです(゚д゚)!!
また、ゴミを燃やした際に出る蒸気を
利用して発電を行い、その電気を施設や
売電することで効率よく運用されており
その発電量は約6000件分にもなるという
すごい発電がされているようです。
同じく燃えた際に出た蒸気(熱)を利用して
温室や温水プール等に利用したりと、本当に
無駄の少ない取り組みをされておりました。
そんなお話の後、子ども達が気になったのが
制御室横にある真っ暗な空間。
よ~く目をこらして見てみると、深さが
数十メートルはあろう下の方にある
沢山のゴミの山(;´・ω・)高い所怖い
天井から巨大なクレーンアームが
ぶらさがっていて、それを制御室で動かして
まるでUFOキャッチャーのようにゴミを
持ち上げて落としていて、
「これはどういう場所ですか?」と聞くと
「ゴミの攪拌と(ゴミの)袋を破いて細かくして
処理しやすいようにしている」とのこと。
それを子ども達に伝えてみたところ
「ここ落ちたら登ってこれるかなー」
斜め上の解答でした(´∀`*)
ちなみに職員さんに聞いてみたところ、
整備用に出られるようにはなっているものの
ゴミが大量にある為酸素が薄くて空気が悪く、
硫化水素も発生している場合もあるので
下手に落ちると命の危険があるとのこと。
うん、絶対入りたくないですね。
展示物のリサイクルセンター模型を見て
今どこにいるのかと質問攻めにあったり
燃やしたゴミの中から出る様々な金属を
固めたずっしりと重い石があったり。
みんな(筆者含む)が目を引かれたインゴットは
残念ながらイミテーションでした( ̄▽ ̄;)デスヨネー
実際は本当に金が抽出されるそうで、
その金もリサイクル資源として様々な所で
利用されているようでした。
わたくしにくださってもよろしくてよ?
説明を一通り受けたところで、時間はそろそろ
園へ戻る時間に。
みんなでお世話になった職員さんに
「ありがとうございました!」と
ご挨拶をしたあと
制御室前にて記念撮影をパシャリとな。
記念撮影が終わった後は園バスに乗り込み、
職員さんに見送られながらリサイクルセンターを
後にして園へ帰りました。
もし雨でなければ別の施設も見られたのかな~と
思ったりもしましたが、これはこれで
子ども達もゴミやリサイクルについて
考えることが出来る貴重な体験が出来たのでは
ないかなと思います。
この場を借りて、お世話になった
酒々井リサイクル文化センターの職員様へ
厚く御礼申し上げます。
モンテッソーリ光の子 高橋